メルカリでは、これまでも経済産業省や自治体から職員の派遣研修を実施してきましたが、2025年1月から2025年6月まで、新たに文部科学省から初めてとなる派遣研修を開始しました。今回は、メルカリ政策企画チームで研修を開始したばかりの太田 叡さんに、今回の研修で体験したいことや研修を実施したいと思った背景などについて記事を書いてもらいました。
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今年の1月からメルカリに来ました太田 叡です。
文部科学省からメルカリへの派遣は初めてになりますが、メルカリの「あらゆる価値を循環させ、あらゆる人の可能性を広げる」というグループミッションは、国の考える「全ての子供たちの可能性を引き出す」学びと深く通じるものがあると思いました。
どこに生まれ、どんな環境で育っても、子供たちが自ら考え・選択できる社会を、官民で力を合わせて作っていきたい。そのためには、行政の視点だけでなく、メルカリのミッションのもと、これまでの経験を最大限発揮してメルカリの社員として、アクションを起こしてみたい。そんな思いで、派遣を希望しました。
文部科学省では、GIGAスクール構想の推進を担当しました
文部科学省では、基礎研究の振興、文化行政の推進等、様々な経験をしてきましたが、その中でGIGAスクール構想の推進にも取り組みました。
私がGIGAスクール構想に最初に取り組んだのは、新型コロナウイルス感染症が広がり、子供たちの学びの保障が急務であったタイミングでした。子供たちの学びの保障を最優先に、当初の計画を大きく前倒しして整備を進めたことを覚えています。教育委員会、現場の先生方の御尽力には本当に頭が下がりますが、今では、ICT端末は「個別最適な学び」と「協働的な学び」を支える令和の学びの文房具であり、多くの学校でICT端末を活用し、新たな学びが実現されています。
ICT端末の活用により各学校では創造的な取り組みが始まっています
文部科学省の「StuDX Style」では、校務面も含め、ICT端末の機能を活かした創造的な取組が様々掲載されています。加えて、経済産業省の「未来の教室」では、民間のコンテンツも活用した新たな取り組みが掲載されています。
ICT端末はこうした新たな学びの選択肢を与えるものでもあります。
StuDX Style
メルカリの行う「mercari education」の意義と可能性
その中で、メルカリは、「あらゆる価値を循環させ、あらゆる人の可能性を広げる」というグループミッションのもと、物理的なモノやお金に限らずあらゆる価値を循環させることで、誰もがやりたいことを実現し、人や社会に貢献するための選択肢を増やすとの思いで、モノやお金の価値について、学校の教科書だけでは学べない、実践的な学びが得られる教育プログラムを無償公開しています。
mercari education
これは、フリマアプリ「メルカリ」という実際のマーケットプレイスをもち、循環型社会の実現を先導する企業だからこそ提供できるコンテンツであり、金融教育、情報活用能力の育成など、今求められている教育要素を、社会の本物の課題を通して学べるコンテンツになっています。
すでに全国のいくつかの学校では、こうしたコンテンツを用いた教育が行われていますが、まだまだ教育現場では十分に知られておらず、私は「mercari education」のコンテンツを、各教科との関係性の可視化や体系化を行い、より使いやすい形にして展開していきたいと考えています。そして、「mercari education」に関わらず、教材・方法を全国の学校で簡単に確認し、選択できるような仕組みにつながっていければと思っています。
こうした新たな分野での学びは、学校現場で試行錯誤がなされているところもあるかと思います。そこを企業や団体等が強みを活かし、官民が連携して補い合うことで、先生方・子供たちにとって学びの幅を広げ、簡単にアクセスし、学びの充実につながる環境づくりを目指していきたいと思います。
また、個人としての経験上、子供たちが社会の課題に触れ、お金の流れを学び、企業の取り組みに触れられるという機会がもっと増えていくといいなと感じています。一人でも多くの子供たちが「mercari education」を用いて、学びを楽しみ、将来に夢を膨らませられる、そんな体験を増やしていきたいと考えています。
(太田 叡)
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