稲川会の清田次郎総裁が病死 指定暴力団で3番目の規模
西岡矩毅 三井新
指定暴力団稲川会(本部・東京都港区)の清田次郎(本名・辛炳圭)総裁(84)が21日、川崎市内の病院で死亡した。捜査関係者への取材でわかった。清田総裁は入院しており、病死だったという。
警察庁によると、清田総裁は2019年に会長を後任に譲り、総裁に就任した。同会の勢力範囲は神奈川県を中心に17都道県に及び、24年末現在の構成員は約1600人(準構成員などを含めると約2800人)。最大勢力の山口組(構成員約3300人)、住吉会(同約2100人)に次ぐ規模となっている。
同庁によると、稲川会は昨年10月に幹部の昇格人事を行うなど組織の強化や活性化を図っているとされ、山口組や関東地区の団体と関係を維持しているという。
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