「仕事を報告しないと解雇」 マスク氏の指示に職員動揺、閣僚は?
Inside the Rush to Respond to Musk’s ‘What Did You Do Last Week?’ Email
2月22日の夜、ホワイトハウスのイーストルームでは、カシュ・パテル連邦捜査局(FBI)長官がトゥルシ・ギャバード国家情報長官と相談していた。
イーロン・マスク氏が、連邦政府職員に対し、この週の勤務時間中に何をしたかを書いたメールを送らなければ解雇すると脅したほんの数時間後のことだった。2人の閣僚は、全米の知事が集まる夕食会の傍らで、静かな場所を見つけて協議した。
2人は、マスク氏の命令に従えば、国家安全保障上の機密やその他の秘密情報が漏れる可能性があるとの点で一致した。このやりとりを知る3人の関係者が明かした。パテル氏とギャバード氏は、連邦政府の職員数を削減するというマスク氏の目標を心から支持していた。しかし彼らは、配下の職員たちがマスク氏の指示に従うことを許すわけにはいかなかった。たとえマスク氏に逆らうことになろうとも、そしてさらに重要なことに大統領をいらつかせることになろうともだ。
政府の上層部では、さらに多くの会話が交わされた。ギャバード氏はジョン・ラトクリフ(中央情報局)CIA長官と話した。国防総省の参謀長や他の省庁の人事担当の幹部職員らは、対応について相談しあった。その間、全米の管理職は、解雇されるリスクがあるかどうかというパニック状態になった職員たちの質問を受けていた。
マスク氏から突然送られてきたメールへの対応に、閣僚たちは苦慮したようです。NYTの記者がドタバタ劇の内幕を取材しました。
主要省庁の閣僚たちは、大統…
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