藤井聡太名人「ものすごく複雑ではない」 30手超の詰みで勝利

北野新太
[PR]

 将棋の藤井聡太名人(22)=竜王・王位・王座・棋王・王将・棋聖と合わせ七冠=が11日午前、東京都文京区のホテル椿山荘東京で前日まで指された第83期名人戦七番勝負第1局(朝日新聞社、毎日新聞社主催、大和証券グループ協賛、藤田観光協力)の一夜明け取材に応じた。

前夜の対局を振り返る藤井聡太名人

 挑戦者の永瀬拓矢九段(32)に先勝した一局は、2日目の最終盤に生じた30手超の長手数の詰みを鮮やかに読み切ったことが話題に。ただ、詰将棋の達人である名人にとっては超難解な手順ということでもなかったようだ。「終盤戦で互いに持ち駒が増えて局面がさっぱりしてきたところはあったので、詰み手順そのものはものすごく複雑ということではないと思います。シンプルな手が見えて、詰みそうな形じゃないかという感触を持ちました」

 名人が3連覇を、挑戦者が初の名人位を目指すシリーズ。第2局は29、30の両日に東京都大田区羽田空港第1ターミナルで行われる。

有料会員になると会員限定の有料記事もお読みいただけます。

【春トク】締め切り迫る!記事が読み放題!スタンダードコース2カ月間月額100円!詳しくはこちら

この記事を書いた人
北野新太
文化部|囲碁将棋担当
専門・関心分野
囲碁将棋
藤井聡太

藤井聡太

将棋史上初の「八冠独占」を達成した藤井聡太棋士に関するニュースをまとめてお伝えします。[もっと見る]