狂った計画、命を落とした選手たち それでもパレスチナは五輪に願う
加藤秀彬 野村周平
パリ・オリンピック(五輪)の開幕まで残り100日を切った。
ガザ地区がイスラエルの侵攻を受けているパレスチナ。そのオリンピック委員会(POC)のムアウィア・カワスミ理事(52)がオンラインでのインタビューに応じ、アスリートたちの現状を語った。
ガザ地区を実効支配するイスラム組織ハマスが、イスラエルへ一斉攻撃を行ったのは昨年10月。その報復としてイスラエル軍によるガザ地区への軍事侵攻が始まった。
カワスミ理事はヨルダン川西岸ラマラに拠点を置き、パレスチナ選手の情報を集めているという。
POCによると、一連の衝突でこれまでに約140人の選手やコーチらが無差別な攻撃によって命を落とした。カワスミ理事は「選手たちは足や腕を切られ、指導者たちも死んだ。これは虐殺だ」と語る。
ガザ地区内にあったPOCの…
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イスラエル・パレスチナ問題
イスラム組織ハマスが2023年10月7日、イスラエルに大規模攻撃を行いました。イスラエルは報復としてハマスが実効支配するパレスチナ自治区ガザ地区に攻撃を始めました。最新のニュースや解説をお届けします。[もっと見る]