東海大にサイバー攻撃、臨時サイトで対応 学長「復旧1カ月以上も」

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上野創
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 学校法人東海大学東京都渋谷区)は、ネットワーク内のサーバーなどが不正アクセスを受け、ランサムウェアに感染したため、法人関連の全ての学校や病院などで、ネット接続を遮断したと発表した。外部からのメールが届かず、一部の授業が休講になるなどの影響が出ており、神奈川県警が捜査している。大学は臨時サイトを設けて、学長名で「復旧には1カ月以上かかる可能性もある」と説明している。

 法人広報によると、今月17日朝、大学関連の一部のサイトが表示されないことが分かり、前日夜にコンテンツファイルの拡張子が書き換えられていたことが判明したため、同日午後に法人全体のインターネット接続を遮断した。その後、大学内の複数のパソコンが、ランサムウェアに感染していることが分かったという。

 影響を受けているのは、湘南(神奈川県平塚市)、伊勢原(神奈川県伊勢原市)、品川(東京都)、静岡(静岡市清水区)、熊本、阿蘇くまもと臨空(熊本県)、札幌の7キャンパス。講義全体の1割にあたるオンラインの講義は、一部を学外の会議システムや対面に切り替えて対応する。また、19日正午に臨時サイトを開設し、木村英樹学長による説明文などで学生、教職員らへ情報を提供している。

 通信制の付属望星高校(東京…

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この記事を書いた人
上野創
横浜総局
専門・関心分野
教育、不登校、病児教育、がん、神奈川県、横浜市