海岸に女性保育士の遺体、胸に刺し傷 宮城県警、殺人で捜査本部設置
宮城県岩沼市下野郷の海岸の波打ち際で13日午前、仙台市太白区鹿野3丁目の保育士、行仕(ぎょうじ)由佳さん(35)が死亡しているのが見つかった。県警によると、胸などに刃物によるとみられる複数の刺し傷があったという。
県警は14日、司法解剖の結果、死因を失血死と発表。現場の状況などから殺人・死体遺棄事件と断定し、捜査本部を設置した。
県警によると、13日午前10時10分ごろ、通行人から「人が倒れている」と110番通報があった。約20分後に駆けつけた岩沼署員が遺体を発見。その場で死亡が確認された。
行仕さんは服を着た状態で、波打ち際で仰向けに倒れていた。発見時は引き潮で、体は波につかっていなかった。身分証明書などの所持品は見つからなかった。死亡したのは12~13日とみられるという。
行仕さんは小学生の子どもと2人暮らし。1人で外出後、12日から行方不明となり、行仕さんの子どもから連絡を受けた親族が13日に仙台南署へ行方不明者届を出していた。県警は、行仕さんをめぐるトラブルの相談は受けていないという。
発見場所は、仙台空港から南東に約3キロの砂浜。災害危険区域に指定されている。
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