東海環状道の「左上」が開通 岐阜ICも新たに設置、何が変わる?

寺西哲生
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 東海環状道の「左上」部分にあたる山県インターチェンジ(IC)―本巣IC間が6日に開通する。国土交通省岐阜国道事務所によると、経済、医療、観光面などでの効果が期待されるという。何が変わるのか。

 新区間は延長11.9キロで、6日午後3時に開通。両IC間には新たに岐阜ICも設置され、本巣IC、岐阜ICともETC専用となる。

 開通に向け、国交省ではIC周辺の企業や観光施設へのヒアリング調査などを実施し、「期待される効果」を公表した。

 アクセス面では、山県市本巣市間の車での所要時間が約12分短縮され、約18分になる。本巣IC近くにある大型ショッピングセンター「モレラ岐阜」では、より広域からの集客が進むことに期待を寄せているという。

 工場立地や製造品出荷額の増加も期待されるという。東海環状道の左側「西回り区間」では、2012年の初開通から23年の12年間で、沿線自治体での工場立地件数が113件に上っている。製造品出荷額も12年からの10年間で1.2兆円から1.6兆円に増えた。新区間の開通で、さらなる増加が見込まれるという。

 岐阜ICそばには県唯一の高度救命救急センターとなる岐阜大学医学部付属病院があり、北西部の揖斐郡などからの救急搬送時間が短縮されるという。また、同病院そばには岐阜薬科大の新キャンパスも整備される予定で、ライフサイエンスの拠点として研究機関や企業の誘致も期待できる。

 観光面では、本巣市には淡墨桜などの観光資源があり、県外からの来訪客も多い。IC開通でバスツアーの増加も期待できるという。

 東海環状道は、岐阜、愛知、三重をつなぐ約153キロの道路で、今回の開通により、全区間のうち約8割が開通することになる。今後、西回り区間では、本巣IC―大野神戸IC間が今年夏ごろの開通を予定している。

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この記事を書いた人
寺西哲生
岐阜東部支局長
専門・関心分野
多文化共生、働き方改革、教育