ウクライナに関する米ロ首脳の発言は何も信じられない NYTコラム

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トーマス・フリードマン

 トランプ米大統領が再び政権を握り、ロシアのプーチン大統領との関係を生かしてウクライナ戦争を数日で終わらせるという自慢を実現しようとし始めてから、私はずっと、両者の友情において、何かが翻訳されていなかったのではないかという懸念を抱いている。

 通訳者がトランプ氏に「プーチン氏が、ウクライナの『平和(peace)』のためなら何でもする用意があると言っている」と語ったとき、プーチン氏が本当に言ったのは、「ウクライナの『領土の一部(piece)』のためなら何でもする用意がある」ということだったと私は確信している。

 同音異義語は、注意深く聞いていないと本当に大変なことになる。

■「and」や「the」とい…

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