胞子囊見て「涙が出た」シダ大好きな小学生、ビオトープ管理士に合格

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宮沢崇志
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 「ビオトープ管理士」という資格がある。公益財団法人「日本生態系協会」が認定する資格で、技術者的な視点から生態系の保全にあたる「2級ビオトープ施工管理士」に、松山市の小学6年生、倉本真太郎さん(12)が合格した。昨年の受験時は11歳で、過去の記録を8カ月更新し、最年少での合格だった。

 自宅を訪ねると、軒先に自作のビオトープがあった。

 「ため池の環境を意識して1年前に立ち上げました。最近ウキゴケが増えてきたので、わき水に近い環境になっているのだと思います。ナンゴクデンジソウが栄養を吸収したため、水質が貧栄養状態になったのかもしれません」

 父親の真喜(まさき)さん(46)によると、2年ほど前に真太郎さんは突然「植物好き」に目覚めた。「直前まで私の影響で釣り好きだったのに、高価なさおをそろえたとたん、植物に入れ込んで釣りには見向きもしなくなってしまった」という。

研究会では「もはや中心的存在」

 きっかけは本人もはっきりと…

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宮沢崇志
松山総局
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