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　アカデミー賞など数々の賞を受賞した宮崎駿監督の長編アニメーション「君たちはどう生きるか」の背景美術に関する展示会が、東京都三鷹市の三鷹の森ジブリ美術館で始まった。

三鷹の森ジブリ美術館　120点の絵を展示

　「君たちはどう生きるか展　第三部背景美術編」で展示されるのは、キャラクターが生きる世界を描いた背景美術。ほこりの積もった古い屋敷、夜の闇に沈んだ街並み、異界の楽園、雲など、紙に絵の具で描いた120点の絵が飾られている。映画をモチーフにした奥行きのある絵であり、「インコ帝国」と題したパノラマボックスは、宮崎監督が自ら描いたものだ。

　美術監督を務めた武重洋二（たけしげようじ）さんは、「となりのトトロ」（1988年）の背景でジブリ作品に初参加。「もののけ姫」（1997年）や「千と千尋の神隠し」（2001年）で美術監督を歴任した。

　「今まで使っていた緑を使わ…