娘に贈る「ピーター・ラビット」と白星 聖地に戻ってきた大坂なおみ
ロンドン=内田快
テニスのウィンブルドン選手権が1日、ロンドン郊外のオールイングランド・クラブで開幕し、5年ぶりに出場した大坂なおみ(フリー)が女子シングルス1回戦でディアヌ・パリ(フランス)を6―1、1―6、6―4で破った。
試合前、大坂は「去年の今ごろ」をまとめたアルバムを見ていた。
出産のため、病院にいる自分の姿が写っていた。そのときは「無事に子どもを産む」ことだけを考えていた。
それからわずか1年。テニスの聖地の2番コートに現れた大坂は粘り強いプレーを見せた。
相手のパリは、女子では珍しい片手バックハンドの選手。球足が速く、跳ねにくい芝では、片手バックからのスライスがよく効く。パリは、そのスライスを多用してきた。
「ストレスにはなった」と大…
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