【そもそも解説】ローマ教皇とは?選挙「コンクラーベ」は映画で注目

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喜田尚
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 ローマ・カトリック教会のフランシスコ教皇(88)が21日、死去しました。在位中、貧しい人や弱者に寄り添い、世界の平和を訴えた教皇でした。公開中の映画「教皇選挙」では、教皇を決める選挙で、有力な候補者たちが権謀術数を尽くすさまが描かれていて注目されていますが、そもそもローマ教皇とはどんな存在で、なぜ注目されるのでしょうか。解説します。

 Q ローマ教皇とは?

 A カトリック教会のトップ、「キリストの代理人」とされ、全世界に14億人いる信者の代表だ。初代はイエス・キリストに従った12人の使徒の1人であるペトロで、その後継者という立場だ。亡くなったフランシスコ教皇で266代目だ。バチカン市国という、ローマ中心部にある人口800人の小国「バチカン市国」の元首でもある。

 Q なぜ動向が注目される?

 A カトリック教会は世界中…

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この記事を書いた人
喜田尚
国際報道部
専門・関心分野
欧州、旧ソ連地域、民主主義、難民問題など人間の安全保障