新しい学び、始まる春 愛知県立中高一貫校で初めての入学式

川西めいこ
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 この春開校の愛知県立中高一貫校4校について、各付属中学校の入学式が7日、それぞれの学校であった。

 4校は明和(名古屋市)、半田、刈谷、津島。このうち明和では、普通コースの79人と音楽コースの20人、計99人の新入生が新しいステージへの一歩を踏み出した。

 入学式では、新入生代表として普通コースの男子生徒が「答えのない問いに立ち向かい、深く探究し、幅広く学ぶ中で未来を切り開く人間になっていけるよう、努力することを誓います」とあいさつ。栗木晴久校長は「今日からこの学校が皆さんの居場所です。自分らしく、仲間と共に大いに学び、成長してほしい」と呼びかけた。式の最後には、高校の音楽コースの在校生が校歌を歌って歓迎した。

 明和はリベラルアーツ教育を軸にした文理融合の探究的な学びに取り組む予定で、普通コースの入学者選抜は倍率17.05倍だった。

 県内には、公立中高一貫校以外にもこの4月から新しく始まる学校がある。

 日本や海外で小・中学校を修了していない人や教育を十分に受けられないまま中学校などを卒業した人を対象とした県立とよはし中学校(県立豊橋工科高校敷地内)と名古屋市立なごやか中学校(市立笹島小学校・中学校敷地内)が、それぞれ公立夜間中学校として開校。

 全日制と昼間定時制、通信制の3課程を行き来できるフレキシブルハイスクールも県立高校の佐屋、武豊、豊野、御津あおばで始まり、不登校経験者ら、多様な学習ニーズをもつ生徒が学びやすい学校をめざす。

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この記事を書いた人
川西めいこ
名古屋報道センター|愛知県警担当
専門・関心分野
ジェンダー、選挙、性暴力、若者の政治参加