スイーツや野菜、地元産品が充実 桶川に道の駅 防災拠点の役割も

稲垣直人
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 埼玉県桶川市圏央道・桶川北本インターチェンジ近くに、道の駅「べに花の郷(さと)おけがわ」が3月27日にオープンした。桶川産や県産の食材をそろえた物販エリアと飲食エリア、備蓄倉庫なども備えて防災拠点としての役目も担う。

 県内の道の駅は21カ所目。国土交通省と市が共同で整備し、運営は民間事業者に委託する。桶川北本ICから約700メートル、国道17号線沿いにあり、総面積は約3万平方メートル。駐車場は普通車や大型車などを含む237台まで収容できる。

 建物は、中山道の宿場町を連想させる長屋風の外観。物販エリアでは桶川の酪農家による牛乳で作ったパンケーキサンド、桶川産のべに花で作ったどら焼きなどのほか、地元で採れた農産物を生産者の顔写真付きで販売する。飲食エリアでは、埼玉産のブランド和牛などを使った食事やスイーツが楽しめる。

 この道の駅に寄るために桶川北本ICで圏央道を降りても、ETC2.0の搭載車で2時間以内に再進入すれば、ICで降りずに利用した料金にできるという。

 また、救援物資の備蓄倉庫、マンホール上に簡易便座を設けて使うマンホールトイレ、非常用電源なども備え、市は災害発生時の支援拠点としても活用したい考え。広域交通網へのアクセスが良いことから、避難所などに物資を迅速に届けることなどを想定しているという。

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