額は増えても価値目減り? 受け取る年金額、ライフコース別で見ると

有料記事

高絢実 浜田陽太郎
[PR]

 食料品の価格や光熱費などが上がり、家計負担が重くなっています。そんななか、4月分から公的年金の受け取る額が変わります(振り込みなどは6月から)。金額は増えますが、物価上昇には追いついていません。どうしてなのでしょう?

連載「Sundayマネー」

税金や保険のしくみ、年金制度改革、資産形成のポイント、投資や相続の落とし穴――。「Sundayマネー」では、難しくなりがちなお金の話を、消費者の視点や政策の動きなどを踏まえてわかりやすく伝えます。

受け取る額、4月分から1.9%増

 4月分から受け取る年金額は、前年度よりも1.9%ほど増えます。こうした増額は、3年連続。ただし、物価上昇や賃金上昇を下回る伸びです。将来の年金給付水準を保つため、年金額を減らす調整を続けているからです。

 2025年度、自営業やパートなどの人が加入する国民年金で受け取る金額は、月額6万9308円(前年度比1308円増)です。

 会社員や公務員が入る厚生年金は、「平均的な収入で40年間働いた夫と専業主婦の妻の2人分」のモデル世帯で、国民年金を含めて月額23万2784円(同4412円増)となります。

 厚生労働省は、2025年度からの年金支給額について、加入期間による概算(ライフコース別)も示しました。

 例えば、厚生年金に20年以…

この記事は有料記事です。残り2187文字有料会員になると続きをお読みいただけます。

【春トクキャンペーン】有料記事読み放題!スタンダードコースが今なら2カ月間月額100円!詳しくはこちら

この記事を書いた人
高絢実
くらし報道部|社会保障担当
専門・関心分野
外国人、在日コリアン、社会保障全般
浜田陽太郎
論説委員|社会保障担当
専門・関心分野
社会保障、定年後

連載Sundayマネー

この連載の一覧を見る