仙台銘菓「三色最中」製造会社、破産申請へ 好み変化・コロナで低迷

大山稜
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 仙台銘菓として親しまれる「三色最中(もなか)」を手がける老舗和菓子製造会社「壽三色最中本舗」(宮城県名取市)が業績悪化を受け、3月31日付で事業を停止し、破産準備に入ったことが分かった。

 信用調査会社東京商工リサーチによると、負債総額は2022年3月期時点で約4億7500万円。その後、変動している可能性があるという。

 同社は1931年創業。地元の百貨店や高速道路サービスエリア内などで販売され、98年には売上高約8億3千万円を計上し、人気を博した。だがその後、消費者の好みの変化や、新型コロナウイルスの感染拡大の影響で販売量が低迷。以降も需要が回復せず、原材料高騰も相まって事業継続の見通しが立たない状況だったという。

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この記事を書いた人
大山稜
仙台総局|行政担当
専門・関心分野
気象、防災行政、労働