「地雷を踏んでいた」女性医師の気づき 男性優位の社会に潜むリスク

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アナザーノート 三輪さち子記者

 とある新幹線駅の改札口で待っていると、女性が走りながらやってきた。

 大きな病院で働く50代の外科医。この日、自分が勤めている病院を訴えた民事訴訟の判決が出たところだった。

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 勤め先の病院から「診療制限」を告げられたのは、約3年前のことだ。

 それ以降、外科医なのに手術をさせてもらえなくなった。上司に「あなたはこの病院にはいらない」と言われたこともあったという。パワハラではないかと病院を訴えた。

 医学部に進学したのは、男女…

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