(百年 未来への歴史)核の呪縛 米国が開発に成功するはずない――

有料記事

[PR]

 (1面から続く)

 ■仁科の誤算「我々は腹を切る時が来た」

 「それは原子爆弾である」

 1945年8月6日(日本時間7日)。米国大統領のハリー・トルーマンは一つの声明を読み上げた。16時間前に広島に落とした新型爆弾に関するものである。

 上空約600メートルで炸裂(さくれつ)し、数百万度ともされ…

この記事は有料記事です。残り3115文字有料会員になると続きをお読みいただけます。

※無料期間中に解約した場合、料金はかかりません