アップル、関税で1300億円損失 米向けiPhoneインド生産へ

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サンフランシスコ=奈良部健
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 米アップルは1日、トランプ米政権による関税によって2025年4~6月期に9億ドル(約1300億円)の損失が生じる見通しを明らかにした。米国で販売する「iPhone(アイフォーン)」の生産を中国からインドに移管することも正式に発表した。

 同日の1~3月期決算説明会で、ティム・クック最高経営責任者(CEO)が明らかにした。

 トランプ関税によるコスト増は、1~3月期にはほとんど影響がなかったが、これから重くのしかかる。欧州連合(EU)から4月にデジタル市場法(DMA)違反で課された制裁金5億ユーロ(約800億円)を上回る水準だ。

 iPhoneは現在、米政府…

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この記事を書いた人
奈良部健
サンフランシスコ支局長
専門・関心分野
テック、インド、財政と政治、移民難民、経済安保