半導体大手ルネサス社長、米国の関税で「完全にスイッチ切り替わる」
篠健一郎
半導体大手のルネサスエレクトロニクスの柴田英利社長は24日に開いた決算説明会で、米国による相互関税について、「多くの国にとってウェークアップコール(警鐘)だったのではないか。完全にスイッチが切り替わる」と話した。
同社は自動車のほか、産業機器やインフラ向けに半導体を製造している。米国向けの売り上げが全体に占める割合は10%程度という。
柴田氏は関税の影響について「自動車の顧客は若干慎重な様子だ。産業機器はあまり変わっていない」とした上で、「関税で価格が上がれば、(販売)数量が減ることはあるのではないか」との見通しを示した。
また、「我々の競合や顧客の…