半導体大手ルネサス社長、米国の関税で「完全にスイッチ切り替わる」

有料記事

篠健一郎
[PR]

 半導体大手のルネサスエレクトロニクスの柴田英利社長は24日に開いた決算説明会で、米国による相互関税について、「多くの国にとってウェークアップコール(警鐘)だったのではないか。完全にスイッチが切り替わる」と話した。

 同社は自動車のほか、産業機器やインフラ向けに半導体を製造している。米国向けの売り上げが全体に占める割合は10%程度という。

 柴田氏は関税の影響について「自動車の顧客は若干慎重な様子だ。産業機器はあまり変わっていない」とした上で、「関税で価格が上がれば、(販売)数量が減ることはあるのではないか」との見通しを示した。

 また、「我々の競合や顧客の…

この記事は有料記事です。残り185文字有料会員になると続きをお読みいただけます。

※無料期間中に解約した場合、料金はかかりません

この記事を書いた人
篠健一郎
経済部|電機・IT業界担当
専門・関心分野
テクノロジー、AI、データ分析
トランプ関税

トランプ関税

トランプ米大統領の高関税政策が衝撃をもたらしています。金融市場は動揺し、貿易摩擦は激しさを増しています。世界経済は危機に向かうのか。暮らしにどんな影響を与えるのか。最新ニュースをまとめてお伝えします。[もっと見る]