殺人未遂容疑で逮捕の男、地検庁舎内で自殺図ったか 取り調べ待ち中
中村有紀子
福岡県警は20日、殺人未遂の疑いで逮捕された45歳の男が、福岡地検の庁舎内で意識不明の状態で見つかったと発表した。男は市内の病院に搬送された。県警は自殺を図ったとみている。
県警によると、男は18日、殺人未遂容疑で粕屋署に逮捕されており、19日に同署から福岡地検に送致され、庁内の「同行室」と呼ばれる部屋で検察官の取り調べを待っていたという。
同日夕、巡回していた県警留置管理課の課員が部屋を確認したところ、衣服を使って首をつっている男を発見した。複数の課員が巡回をしており、別の課員が10分前に巡回した際には異常はなかったという。
県警によると、男の身柄は県警が管理していたという。管理態勢が適切であったのかについて、県警は「調査中」としている。