ロシア・ウクライナの捕虜交換が実現 「最大規模」の261対277

ロンドン=藤原学思
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 ロシア、ウクライナ両政府は19日、両国間で捕虜を交換したことを明らかにした。アラブ首長国連邦(UAE)が仲介し、246人ずつの捕虜を交換したほか、ロシアに15人、ウクライナに31人、それぞれの負傷兵も帰還したという。

 ウクライナ政府の捕虜問題調整本部によると、2022年2月にロシアの全面侵攻が始まってから、捕虜交換は63回目となった。今回の交換は「最大規模」で、今年に入ってからは4回目となる。ウクライナの帰還兵のほとんどは2000年以降の生まれという。

 ロシア国防省によると、ロシア側に帰還する負傷兵15人は緊急の医療措置を要する負傷兵だという。ウクライナ側に倍以上の31人の負傷兵を引き渡したのは「善意のしるし」としている。

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この記事を書いた人
藤原学思
ロンドン支局長
専門・関心分野
ウクライナ情勢、英国政治、偽情報、陰謀論
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