韓国大統領選で最有力の李氏「韓米日は重要」 対抗する保守は分裂

有料記事

ソウル=清水大輔 貝瀬秋彦
[PR]

 韓国の進歩(革新)系最大野党・共に民主党の李在明(イジェミョン)前代表が10日、尹錫悦(ユンソンニョル)氏の大統領罷免(ひめん)に伴う6月3日の次期大統領選への立候補を表明した。世論調査でトップを走る最有力候補だが、強硬な姿勢や複数の刑事裁判を抱える点などが批判されている。一方、対抗する保守系は支持層が分裂気味で、最終的にまとまれるかどうかがカギになる。

 李氏は10日午前、映像メッセージを通じて立候補を表明した。「本物の大韓民国をつくりたい」と掲げ、真の主権者の国をつくりたいという意味が込められている。

 韓国社会の対立や葛藤の原因は経済格差などにあるとし、政府が「経済を放置してきた」と尹政権を批判。「国民の生命と安全を守ることが政府、国家がしなければならない最も重要な仕事だ」と訴えた。具体的な政策は11日に記者会見して発表する予定だ。

強硬な対日姿勢に警戒感も

 弁護士出身の李氏はソウル近…

この記事は有料記事です。残り1282文字有料会員になると続きをお読みいただけます。

【春トク】締め切り迫る!記事が読み放題!スタンダードコース2カ月間月額100円!詳しくはこちら

この記事を書いた人
清水大輔
ソウル支局
専門・関心分野
日韓・日朝関係、分断と対話、戦争と平和
貝瀬秋彦
ソウル支局長
専門・関心分野
朝鮮半島、東南アジア、核問題、人権問題
韓国大統領選挙

韓国大統領選挙

「非常戒厳」宣布を受けて国会に弾劾訴追された韓国の尹錫悦(ユンソンニョル)大統領は4月、憲法裁判所によって罷免が宣告されました。近く大統領選が行われます。最新ニュースをお伝えします。[もっと見る]