大学チームが町田相手に大健闘、PKで惜敗 フットサル全日本選手権
フットサルの全日本選手権に関西地域第1代表として出場した大阪成蹊大(大阪市東淀川区)が大健闘を見せた。神戸市須磨区のグリーンアリーナ神戸であった23日の1回戦で関東地域第3代表のゾット早稲田を破り、大会初勝利を挙げると、24日の2回戦は国内最高峰「Fリーグ」4位のペスカドーラ町田と対戦。試合終了間際に追いつくとPK戦にまで持ち込み、あと一歩のところまで追い詰めた。
32チームによるトーナメント。大阪成蹊大は24日、町田を相手に前半2分までに2点を先取。その後3点を奪われ、さらにピンチを迎えたが、GK野中綾太選手(4年)の再三の好セーブなどで追加点は許さなかった。
試合終了1分前の後半19分、サインプレーから大野頼基選手(3年)のボレーシュートが決まり、同点に。すると延長戦でも決着がつかず、PK戦となった。ここで町田が意地を見せて4本連続で決め、2―4と惜しくも敗れた。ただ日本代表クラスの選手をそろえ、「10回に1回勝てるかどうか」(佐藤亮監督)という相手を最後まで苦しめた。
ファインセーブを連発した野中選手は「最後にこんな試合ができて最高。みんなに感謝したい」。得点を決めた大野選手は「練習では1度も決まらなかったプレーが決まった。さらに自分を磨き、全日本大学大会4連覇と打倒Fリーグを達成したい」と話した。
選手たちに「素晴らしい試合だった。おめでとう」と声を掛けた佐藤監督は「感動をもらった。スタンドで応援した選手を含め、この経験を日常生活から生かすことが大事」と目に涙を浮かべながら話した。
有料会員になると会員限定の有料記事もお読みいただけます。
【春トク】締め切り迫る!記事が読み放題!スタンダードコース2カ月間月額100円!詳しくはこちら