レスリング高谷、銀メダル以上確定 得点表示が間に合わない応酬制す
藤田絢子
観客席の視線を独り占めにした。レスリング男子フリースタイル74キロ級準々決勝で、高谷大地は6―0と先行しても攻撃を緩めずセルビアの選手に向かった。逃げげた相手に追いつき、肩にかついでマットにたたきつけた。4点を加え、2分41秒でテクニカルスペリオリティー勝ちした。
4度世界王者になっているカイル・デイク(米)との準決勝でも会場をわかせた。得点板の表示が追いつかないほど激しい攻撃の応酬を制し、20―12で勝利。銀メダル以上を確定させた。「USAコールの後に大地コールを受けて背中を押された」と高谷。取材エリアでは決勝で対戦するウズベキスタンの選手から「明日な」と声をかけられた。「五輪って感じですね!」。初の五輪を戦う29歳は、臆することなく大舞台を楽しんでいる。
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