バドミントン大堀が8強で敗退 一度は引退覚悟、五輪「特別だった」

岩佐友
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 準々決勝で敗れたバドミントン女子シングルスの大堀彩は、涙を浮かべながらも晴れやかな表情だった。「今できることはすべて出せた。合格なのかな」と振り返った。

 相手はリオデジャネイロ五輪金メダリストのカロリナ・マリン(スペイン)。多彩なショットに苦しめられ、主導権を握られた。負けじと、169センチの長身からスマッシュを決める場面もあったがストレート負け。「攻めも守りもすべてにおいて、相手の方が上だった」と完敗を認めた。

 日本では長く同世代の奥原希望山口茜の陰に隠れ、「3番手」の扱いだった。一時は引退を覚悟したこともあるが、諦めずにつかんだ27歳での初めての五輪だった。「何回試合をしても緊張はほぐれなかった。五輪の特別な雰囲気をすごく感じた」と大舞台を振り返った。

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この記事を書いた人
岩佐友
スポーツ部
専門・関心分野
サッカー、バレーボール