藤井聡太竜王が名人挑戦権 夢見た幼少期「自分に教えてあげたい」

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北野新太
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 将棋の藤井聡太竜王(20)=王位・叡王・王将・棋聖と合わせ五冠=は8日、東京都渋谷区将棋会館で指された第81期名人戦・A級順位戦(朝日新聞社、毎日新聞社主催)の挑戦者決定プレーオフで広瀬章人八段(36)に勝ち、渡辺明名人(38)=棋王と合わせ二冠=への挑戦権を獲得した。藤井竜王の名人挑戦は初めて。史上最年少での名人獲得がかかる七番勝負は4月5日に開幕する。

 感想戦終了後に行われた会見では、6歳のバースデーカードに「おおきくなったらしょうぎのめいじんになりたい」と書いたことについて問われ「当時の自分にちょっと教えてあげたいなと思います」と笑顔で語った。

 会見での質疑は以下の通り。

 ――感想戦を終えた今、本局を振り返って。

 「やはり非常に難しい将棋で、改めて振り返っても結構分からないところが多かったな、という感じです。終局直後にも少し話したんですけど、△2五角と出られて手が止まってしまったので、もっと読みの精度を上げていかないといけないのかなと感じました」

 ――名人挑戦の実感と名人戦の抱負を。

 「名人戦という大きな舞台に…

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この記事を書いた人
北野新太
文化部|囲碁将棋担当
専門・関心分野
囲碁将棋