「戦争は論外だ」 ロシア各地で抗議活動、市民1700人以上拘束

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モスクワ=石橋亮介
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 ロシア各地で24日、隣国ウクライナへのロシア軍の侵攻に反対する集会や抗議活動が行われた。モスクワの人権団体OVDインフォによると、全国50都市以上で1700人以上が当局に拘束された。言語や文化が極めて近い「兄弟国」のウクライナとの戦争に拒否感を示す国民は少なくなく、抗議がさらに拡大する可能性もある。

 全国各地で行われた集会は、誰からともなく広がったSNSの呼びかけで始まった。モスクワでは、市中心部の広場に午後7時に集まろうと呼びかける投稿が拡散したため、当局が広場を封鎖。それでも、時間になると広場の周辺には千人以上とみられる市民が集まり、「戦争反対」と声を上げた。

 治安部隊は「集会は許可を得ておらず違法」だとして解散を呼びかけ、シュプレヒコールの最初の音頭を取った人や、反戦のプラカードを掲げている人を数人がかりで制圧。後ろ手に腕をひねりあげたり、4人がかりで手足を持ち上げたりし、次々と護送車両に乗せていった。

 家でじっとしていられずに集…

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