柚香光が探求する「人間ならざるもの」 劇団☆新感線の舞台に初主演

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田部愛
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 存在感が、その場の空気を変える。圧倒的なオーラで観客の目線を引きつけてきた、元宝塚歌劇団花組トップスターの柚香(ゆずか)光(れい)。昨年5月の退団後、初の演劇作品となる劇団☆新感線の新作舞台「紅鬼(あかおに)物語」(青木豪作)で、主役の鬼を演じる。

 「気合が入って良いですよね」。真っ赤なドレスの下には、きゃしゃなピンヒール。履きこなして取材や撮影に臨む姿は、1年ほど前まで男役だった名残を感じさせない。

 2009年に宝塚歌劇団に入団。抜群のスタイルや豊かな表現力で、少女漫画が原作のヒーローからショー作品の野獣役まで、体に自在に宿してきた。「人間くさい役も好きですが、人間ならざるものを演じることに特別な魅力を感じる」と話す。

 新感線の舞台は、10代の頃…

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この記事を書いた人
田部愛
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専門・関心分野
心と体の健康、ジェンダー、宝塚歌劇、アイドル