名古屋の粗大ごみ、まだ使えそうなら「メルカリ」へ 売って市の財源に
2023年6月9日 05時05分 (6月9日 05時06分更新)
名古屋市は、まだ使用できる粗大ごみの家具などを日本最大のフリマサービスの「メルカリ」に出品し、廉価で販売する取り組みを始めた。不要な家具や家電の売買を仲介するサイトや、リサイクルショップの一括査定をするサイトの紹介も併せて開始。いずれも来年3月末までの実証実験で、「物の再利用(リユース)」の促進を図る。
市は1998年11月に粗大ごみの有料回収を開始。99年10月、粗大ごみの家具の販売を南リサイクルプラザ(南区)で始めた。これまでは抽選販売で、現地で申し込んだ後、当選者に代金の納付書が送られ、振り込み後に商品を受け渡すという仕組み。時間がかかる上に煩雑だった。
そこで、今月5日の「環境の日」からメルカリのサイトに同プラザで展示中の家具を出品。価格は300~1500円程度で、購入希望者はスマートフォンのアプリやパソコンのサイトからキャッシュレス決済で購入できる。購入した商品の配送はできず、同プラザで受け取る。販売で得た収入は、メルカリに支払う10%の手数料を除き、市の財源となる。
出品されているのは、たんす(1500円)、ソファ(1000円)、衣装ケース(500円)、全身鏡(300円)など。市は今後、ゴルフクラブなどのスポーツ用品やキャンプ用品なども出品する予定で、担当者は「メルカリを使えば、若者にもリサイクルの関心が高まる」と期待する。
また、市を介さず、不要になった家具や家電の再利用が進められるサービスも紹介する。市のホームページでは5月30日の「ごみゼロの日」から、地域の希望者に売却するのを仲介するサイト「ジモティー」や、複数のリサイクル業者の一括査定が比較できるサイト「おいくら」の案内を掲載している。
担当者は「リユース市場は拡大、多様化している。インターネットを使った各サービスのノウハウを生かし『不要な物は捨てる』ではなく、『物を大切に長く使う』という意識の浸透を目指す」と話す。(問)環境局ごみ減量部減量推進室=052(972)2398
(菊谷隆文)
関連キーワード
おすすめ情報