女性職員に下半身を触らせ、写真も送信 50代警部補を停職処分

志村亮
[PR]

 女性職員に自身の下半身を触らせるなどのセクハラ行為をしたとして、長野県警は21日、50代の男性警部補を1カ月の停職処分にしたと発表した。

 県警によると、警部補は2023年度から24年度にかけ、女性職員に対し、職場内でひわいな内容の話をしたり、自身の下半身を触らせたりした。また、職場外でアダルトDVDを見せたり、SNSのメッセージアプリで自身の下半身の写真を送ったりした。女性が同僚に相談し、今年1月8日に発覚したという。

 県警は、不同意わいせつ容疑事件としての捜査も検討したが、当事者の記憶があいまいで被害日時の特定ができず、女性が被害届を出さなかったことなどから、刑事事件化を見送ったという。

 警部補はセクハラ行為を認めているといい、21日付で依願退職した。県警は「県民の皆さまの信頼を裏切るもので誠に遺憾であり深くおわび申し上げる。職員に対する指導をより一層徹底し、信頼回復に努めていく」とコメントした。

有料会員になると会員限定の有料記事もお読みいただけます。

【春トク】締め切り迫る!記事が読み放題!スタンダードコース2カ月間月額100円!詳しくはこちら

この記事を書いた人
志村亮
長野総局
専門・関心分野
企業、地域経済