柏駅の東口からまた商業施設の火が消える 柏マルイが7月に閉店へ

斎藤茂洋
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 関東を中心に全国で商業施設のマルイやモディを展開する丸井グループ東京都中野区)は17日、柏駅(千葉県柏市)東口の商業ビルで運営する「柏マルイ」を7月27日に閉店すると発表した。近隣の柏モディは運営を続ける。

 担当者は取材に「ビル側との契約満了日が迫っていた。経営を柏モディに一本化し、経営の効率化を図る」と説明。「引き続き、モディで柏を盛り上げたい」とした。

 同社によると、柏マルイは1964年4月に開店し、62年目。ビル(地下1階~地上8階)の多くのスペースで、店を展開しているという。

 同店を含む駅東口は、魅力的な商業施設が集まり、多くの若者を引きつけ、かつて柏は「東の渋谷」とも言われていた。

 駅東口を巡っては、旧そごう柏店が2016年に閉店。その後、市が同店の跡地を購入し、街の再整備を進めようとしている。市は跡地を使い、柏マルイの入るビルを含む周辺のビルが、新ビルを建てては移転する「連鎖的建て替え」構想を練って、地権者らと話し合いを進めている。

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この記事を書いた人
斎藤茂洋
柏支局長|千葉県北西部
専門・関心分野
地方自治 地域の高齢化