「とことん太ってやる」 新庄監督、負けまくって記者に明かした本音

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畑中謙一郎
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 至近距離で取材しているからこそ、気づくことがある。私は心の中でつぶやいていた。

 「ボス、太ったな」

 プロ野球日本ハムの新庄剛志監督(50)のことだ。昨年の秋だった。担当記者の前で話す監督の体は明らかにボテッとしていた。同じ50代で毎日の晩酌を欠かさない自分と比べる気はさらさらないが、絞れていたシーズン開幕時とは明らかに違う。顔の輪郭が膨らみ、二の腕や脇腹のあたりがプヨプヨなのだ。

 あれほど自分のスタイル維持にはストイックだったのに。「太っている人はだらしない」と公言し、100キロ以上あった清宮幸太郎に減量を命じた張本人なのに……。

 ある日、自ら口を開いた。

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 「最近、ダラダラして、自分…

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この記事を書いた人
畑中謙一郎
北海道報道センター|一次産業、スポーツ、自衛隊など
専門・関心分野
スポーツ全般、食、酒、旅
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    中川文如
    (朝日新聞コンテンツ編成本部次長)
    2023年1月29日10時25分 投稿
    【視点】

    ビッグボスと同じ50代の担当記者が「新庄元年」の取材を振り返り、率直に思いをつづりました。負けが込むにつれ、あのカッコいい体形がプヨプヨになっていったビッグボス。結果が全ての世界です。心中、お察しします。 50歳手前で、デスクという中

    …続きを読む