埼玉県本庄市の男性市議が、会長を務める地元商店街団体の定期預金約100万円を着服していたことが、本人への取材で分かった。取材に「議員の立場としても、やってはいけないことをした。十分に反省し、謝罪したい」と着服を認めた。市議は会員たちの指摘を受けて全額を返金したとしている。(菅原洋)
◆約30店の年会費など
市議本人と関係者によると、市議は2020年ごろから会長に就き、団体名が名義に入った銀行口座を管理していた。口座は定期預金で、約30店舗ある商店街の会員たちの年会費などを積み立てていた。市の補助金など公費は含まれていないという。
◆「返金するつもりだった」 今後の去就は?
市議は2023年の前半ごろ、商売の資金繰りのため、金が必要となり、会員の了承を得ず、事後報告もせずに定期預金約100万円を無断で解約して流用。その後、例年5月ごろに会長の呼びかけで開かれるはずの総会と会計報告が2年連続で行われなかった。このため、今年3月...
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