トランプ氏、ロシアとウクライナに圧力 協力なければ撤退も示唆

有料記事

ワシントン=下司佳代子
[PR]

 ロシアのウクライナ侵攻をめぐり、早期停戦へ仲介を試みるトランプ米大統領は18日、両国が協力しなければ仲介をやめると示唆した。進展に期待を示しつつ、妥協するよう圧力をかけた形だ。

 「もし何らかの理由で両者のどちらかが非常に困難な状況を作れば、我々は『あなたは愚かでひどい人間だ』と言って手を引くしかない。そうならないことを願っている」

 トランプ氏はホワイトハウスで記者団にこう述べた。

 国務省によると、米国は17日に、ウクライナとロシアの双方に和平に関する米国の提案を示した。ルビオ国務長官は同日、パリで英独仏やウクライナの代表らと協議しており、18日朝には記者団に「この戦争を終わらせられるか、数日以内に判断するつもりだ」「平和を望むなら支援する用意があるが、この努力を何週間も何カ月も続けるつもりはない」などと述べていた。

 ルビオ氏は18日に北大西洋…

この記事は有料記事です。残り382文字有料会員になると続きをお読みいただけます。

※無料期間中に解約した場合、料金はかかりません

この記事を書いた人
下司佳代子
アメリカ総局|米国の外交・防衛
専門・関心分野
国際報道
ウクライナ情勢

ウクライナ情勢

2022年2月24日、ロシアがウクライナへの侵攻を開始しました。国際社会の動きや、現地の様子などのニュースをお伝えします。[もっと見る]