スーパースターを苦しめた「ツイスティーズ」 同調できない心と体

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 パリ五輪が開かれる夏が近づいてきました。すでに様々な競技で、出場チームや各国代表が決まりつつあります。

 さて、前回の東京五輪の中継を見た米国民の間で一番の話題になったのは、米体操界のスーパースター、シモーン・バイルス選手と彼女が発した「twisties」という言葉でした。

 バイルス選手といえば、2016年のリオデジャネイロ五輪の体操競技では女子団体・個人総合・跳馬・ゆかで金メダルを獲得し、4冠を達成しました。体操の世界選手権でも現在までに史上最多の通算金メダル獲得者となっているので、めざましい活躍ぶりをご記憶の方も多いでしょう。

米国がわかるキーワード

 朝日新聞社の日本語解説つき英字新聞「朝日ウイークリー」から人気のコラムを厳選して紹介します。今回は米ニューヨーク州の日本人弁護士が米国メディアの時事ニュース関連用語を解説する「米国がわかるキーワード」です。

 しかし、東京五輪で、バイル…

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    中川文如
    (朝日新聞コンテンツ編成本部次長)
    2024年5月19日15時51分 投稿
    【視点】

    2021年の東京オリンピックが開かれた時、体操界で唯一無二のスーパースターだったバイルス選手は24歳でした。団体総合を欠場した後、こう語りました。「ストレスがかかっていた。(コロナ禍で)無観客という慣れないことがあった。1年延期もあった。メ

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