春闘の賃上げ5.28% 連合初回集計、最終で5%超なら33年ぶり
労働組合の中央組織・連合は15日、今年の春闘で定期昇給を含めた正社員の賃上げ率は平均5・28%だったとする初回集計結果を発表した。7月に予定する最終集計でも5%を超えれば、1991年以来33年ぶりとなる。
物価高への対応に重要なベースアップ(ベア)分は3・70%だった。
15日午前10時までの回答分を集計した。物価高や人手不足に加え、物価が下がり続けるデフレからの脱却に向けて労使がともに賃上げを唱えるなかで、前年同時期の3・80%から大幅に伸びた。
連合は今年の春闘に向けた統…
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- 【視点】
賃上げはとても良いニュースだと思います。ただ、日本では1980年代後半以降、とりわけ中高年の男性における長時間労働が社会問題になっており、働きすぎた結果として過労死・過労自殺など深刻な被害も出ています。死にまで至らなくても、心身の不調で休職
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