大阪・関西万博の米国館、「月の石」展示へ 1972年採取の標本

西村宏治
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 13日に開幕する大阪・関西万博の米国パビリオンで、月で採取された石が展示されることになった。米国務省が4日、発表した。米国は月の石を1970年の大阪万博でも展示し、来場者の人気を集めた。今回展示されるのは、72年のアポロ17号が持ち帰ったものだとしている。

 展示されるのは約118グラムの玄武岩の標本。37億年前のものとみられ、地球の表面にある岩石の99.99%より古いものとしている。現時点で米国が最後に月への有人飛行を行った時に採取された。

 今回の万博で米国は、交流、旅行、イノベーションのほか、宇宙をテーマに展示を手がける。月の石を含む展示を通して「米国の宇宙でのリーダーシップを示す顕著な到達点に焦点を当てる」という。

 70年大阪万博の米国パビリオンでは、69年にアポロ12号が持ち帰った約900グラムの石が展示されていた。

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この記事を書いた人
西村宏治
経済部|関西経済
専門・関心分野
経済、ビジネス、国際関係
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