TYGA

TYGA

最新リリース

  • 2025年2月7日
  • 17曲

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ベストアルバム、その他

TYGAについて

移り変わる季節のごとく、TYGAは毎年夏になると確実にバンガーを送り込んできた。それでいて必ずサプライズを欠かさない。官能的で華のあるラッパーのTYGAことMicheal Ray Stevensonは、1989年にコンプトンで生まれた。1990年代後半にヒップホップに傾倒し、17歳のころからリル・ウェインをメンターとして慕い、筋金入りのライムの技を積み重ねた。そのリル・ウェインのレーベルであるヤング・マネーの初期メンバーとして、彼は西海岸的な個性を放ち、同じレーベルメンバーのニッキー・ミナージュやドレイクと並んで魅力を打ち出していった(2009年の「BedRock」参照)。TYGAは仕事に対する考え方もきっちりとしていた。当時は1年に4本のミックステープを発表し、クリス・ブラウンともタッグを組んで、アルバム何作分にも相当するベースの効いたヒット曲を連発。そして今も聴き継がれる2011年の「Rack City」でソロMCとしてブレイクした。この曲でプロデューサーであるMustardの圧倒的なグルーヴを世に知らしめただけでなく、自らメガホンをとって同タイトルのアダルト映画を製作し、数々の賞にノミネートされた。そうした創作面での才覚と意外性の共存が特に表れているのが、カニエ・ウェストがエグゼクティブプロデューサーとして参加した2015年のアルバム『The Gold Album: 18th Dynasty』や、全曲歌うようなフロウで占められた2018年の『Kyoto』だろう。ファンには変化球が彼の新たな作風なのかと思われていたが、TYGAは「Taste」をはじめ、後に2019年のアルバム『Legendary』にコンパイルされるパーティーアンセムを次々リリースし、“バウンシーなビートを乗りこなす聖者”としてのポジションを確立した。TYGA本人は、そんな地位に疑問を感じたことはあるのだろうか? Apple Musicでのインタビューでこう尋ねられたTYGAの答えは「ノー」だ。「俺はただのんびり構えて、待つだけ。アーティストとしては落ち着かないときもある。他の連中の成功を目の当たりにすることもあるだろうが、すべてはタイミングなんだ」

出身地
Compton, CA, United States
生年月日
1989年11月19日
ジャンル
ヒップホップ/ラップ
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アフリカ、中東、インド

アジア太平洋

ヨーロッパ

ラテンアメリカ、カリブ海地域

米国およびカナダ

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