イカナゴ漁の様子(資料)
春の訪れを告げるイカナゴの稚魚「シンコ」の漁の試験操業が8日行われ、播磨灘での2025年の操業解禁日が3月12日に決まりました。
播磨灘では8日、イカナゴの漁を解禁するかどうかを判断するための試験操業が行われ、イカナゴの大きさや量などが調べられました。
その結果、郷土料理の「くぎ煮」に適した体長40ミリ以上になる時期を判断したうえで、ことしの操業解禁日は3月12日に決まったということです。
一方、大阪湾では2025年、試験操業も行わず、2024年に続く休漁が決まっています。
兵庫県水産技術センターによりますと、近年は水温が上昇しているほか、海中の窒素が減っているためイカナゴの餌となるプランクトンが不足し、イカナゴの漁獲量の減少につながっているということです。