一橋大学大学院教授 市原麻衣子氏

 2期目のトランプ政権が始まります。その権威主義的な主張や振る舞いに、民主主義は耐えられるのでしょうか。一橋大学大学院教授で国際政治学者の市原麻衣子さんに聞きました。

 ――2期目のトランプ政権が始まります。民主主義の行方をどう見ますか。

 「ポピュリスト政権は1期目より、2期目からが危険です。制度の動かし方を既に知っているからです。民主主義の後退に拍車がかかるでしょう」

 「ソフトガードレールと呼ばれる、不文律や慣習、規範の崩壊は始まっています。民主主義を支える司法機関の人事などを含めて、侵食や破壊が制度にまで及ぶことを危惧しています」

 ――社会に萎縮はありませんか。

 「メディアは民主党候補だった…

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