100 Best Albums

- 1988年6月28日
- 16曲
- Fear of a Black Planet · 1989年
- Fear of a Black Planet · 1990年
- Attack Of The Killer B's · 1991年
- It Takes a Nation of Millions to Hold Us Back · 1987年
- Apocalypse 91… The Enemy Strikes Black · 1991年
- It Takes a Nation of Millions to Hold Us Back · 1988年
- How You Sell Soul to a Soulless People Who Sold Their Soul? (Audio Version) · 2007年
- It Takes a Nation of Millions to Hold Us Back · 1987年
- Fear of a Black Planet · 1990年
- Fear of a Black Planet · 1990年
必聴アルバム
- 1988年の前作「It Takes a Nation of Millions to Hold Us Back」でシーン全体に大きな衝撃を与えたPUBLIC ENEMYが1990年にリリースしたサードアルバム。前作の成功で、アフリカ系アメリカ人コミュニティのスポークスマン的なアクティビストとしても認識されるようになったリーダー、チャックDのラディカルで扇動的なラップと、緻密なサンプリングを駆使してBomb Squadが作り出す暴力的なサウンドがますますスケールアップしている。スパイク・リー監督の1989年の映画『ドゥ・ザ・ライト・シング」で印象的に使用された「Fight the Power」をはじめとして、救急医療における人種差別を問題視した「911 Is a Joke」、アイス・キューブとビッグ・ダディ・ケインとともに映画産業に蔓延(はびこ)る歪んだ人種観に鋭く切り込んだ「Burn Hollywood Burn」など、彼らならではの過激でリアルなメッセージが濃密に詰め込まれた本作は全米10位に輝き、前作が決してフロックではなかったことを証明した。このアルバムはApple Digital Masterに対応しています。アーティストやレコーディングエンジニアの思いを忠実に再現した、臨場感あふれる繊細なサウンドをお楽しみください。
- 1988年、ヒップホップが誕生して15年がたち、個々のアーティストやグループが業界の境界を破ってメインストリームで成功するという大きな前進を遂げたにもかかわらず、ジャンル自体は大いに誤解されたままだった。そんな中、PUBLIC ENEMYはその誤解との戦いに挑むための準備を整える。独断的なMCのチャックDと、あおり役のフレイヴァー・フレイヴは、すでに1987年のデビュー作『Yo! Bum Rush the Show』を発表し、アフリカ系アメリカ人国家主義者の政治学とイメージを前面に打ち出していた。 その前作と比較すると、『It Takes a Nation of Millions to Hold Us Back』は、反抗的で闘志あふれる荒々しいリリシストが繰り出すラップが、まるで火炎爆弾のように感じられる。この革命的なエネルギーはアルバム前半から全開で、「Bring the Noise」「Don’t Believe the Hype」といった、前へ進め、と言わんばかりの勢いあるフックを持ったキャッチーで独創的な曲に見て取れる。さらにトラックリストをたどると、後半の「Black Steel in the Hour of Chaos」や「Rebel Without a Pause」も同様にハードで、そこに宿るのはアルバムの中でもとりわけ挑発的で力強い、社会の不公正に対するメッセージだ。
- 2013年
- 2013年
- 2022年
アーティストプレイリスト
- ラップシーンの最前線で活躍する革命家たちのサウンドと激しい怒り。
- 社会派リリックと反骨精神、そして新たなサウンドに触発されたアーティストたち。
- ファンクからパンクロックまで、多彩で勢いを感じさせるプレイリスト。
- パワフルなメッセージと独創的なサウンドで時代を席巻したグループの真髄に迫る。
ベストアルバム、その他
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PUBLIC ENEMYについて
- 出身地
- Hempstead, NY, United States
- 結成
- 1985年
- ジャンル
- ヒップホップ/ラップ