

最新リリース

- 2024年8月9日
- 1曲
- LOVE? (Bonus Version) · 2011年
- LOVE? (Deluxe Edition) · 2011年
- This Is Me...Then · 2002年
- Ain't Your Mama - Single · 2016年
- Rebirth · 2005年
- This Is Me...Then · 2002年
- Dance Again...The Hits · 2012年
- J. Lo · 2001年
- On The 6 · 1999年
必聴アルバム
- J.Loとして世に知られる様になる以前の彼女は女優ジェニファー・ロペスだった。ブロンクス出身の有望な女優ではあったが、当時は"ジェニー・フロム・ザ・ブロック"つまり、まだ"近所のジェニー"だった。映画でセレーナ役を演じたことで知られていたが、デビューアルバムを制作することになるまで彼女はレコーディングスタジオに入った経験がほとんどなかった。「すべてが新しくて、怖くて、エキサイティングだった」とロペスはApple Musicに語る。「あのアルバムは、私自身の種のようなもの。私はいつも地下鉄6番線に乗って通う、いつも大きな夢を抱いているどうしようもないロマンチストだった。あの作品にはその時の想いが全て詰まっているの。最高のポップアルバムというもの、いや、最高のアルバムというものは、アーティストが心と魂をすべて注ぎ込み、あらゆる方法でリスナーに自分自身を伝えようとしているものだと思うわ」。 リッキー・マーティン、シャキーラ、エンリケ・イグレシアスといったラテン系のポップスターが英語詞の楽曲で次々とヒットを飛ばした1999年。後に「On the 6」として知られるファーストアルバムに深く関わった当時のソニー・ミュージックの会長、Tommy Mottolaの後押しもあり、ロペスの歌手デビューもその波に乗ることができた。「私はブロンクスで生まれたのだけど、スペイン語はほとんど話せなかった。それについては今でも苦労しているの。(当時は)人々がラテン系のアーティストをただ素晴らしいアーティストとして受け止めてくれた。それは画期的な瞬間だったわ」とロペスは語る。アルバムにはラテンテイストが所々に施されており、彼女がのちの夫となるマーク・アンソニーとのスペイン語デュエット"No Me Ames"や、ロドニー・ジャーキンスがプロデュースしたリードシングルであり、キャリア史上初めて1位を獲得した"If You Had My Love"にはラテンギターがフィーチャーされている。だが、ロペスにとって同作において最も忘れられないクロスカルチャーな楽曲は、決してヒット曲ではなかった。「シングルカットはされなかったけれど、私にとって"Let’s Get Loud"こそが印象的な楽曲なの」と彼女は振り返る。「今でもあの曲を披露すると、世界中の会場やスポーツアリーナがものすごく盛り上がるのよ」。 ロペスはその後、より規模の大きな映画で主演を務めたり、より大きなヒット曲を飛ばしていくことになる。だが、これまでに成し遂げられたすべての型破りで先駆的な偉業を通して、アルバム「On the 6」の残した最も印象的な功績は、彼女に2つのキャリアのスムーズな両立を実現させたことではないだろうか。それは多くのスターが試みるも、本当の意味で達成することができなかったことでもある。「それは私がずっとやりたかったことだと思うの。私のやりたいことの妨げとなった人たちはみんな取り残されていったわ」とロペスは語る。「心の奥底で、それが自分の一部なのだと確信しているなら、他の誰かに不可能だなんて言わせてはいけないということよ」 。
アーティストプレイリスト
- J.Loの相性で知られる歌手、ダンサー、女優をもこなすマルチエンターテイナー。
- 唯一無二のディーバ、J. Loの表情豊かな映像作品。
- Zaneがジェニファー・ロペスに『This Is Me...Then』20周年記念について聞く。
- 常に最先端を行く彼女の背中を追う、色とりどりのアーティストたち。
- 歌や演技をはじめ多彩な才能を発揮する彼女の音楽的ルーツ。
ベストアルバム、その他
- Casper Mágico, Nio García & Cosculluela
ラジオ番組
- ジェニファー・ロペスが、愛と自己発見の旅について明かす。
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ジェニファー・ロペスについて
ジェニファー・ロペスは、自らのルーツであるニューヨリカン(ニューヨーク+プエルトリカン)サウンドを世界の大舞台で披露することで独自のキャリアを築き上げた。最も顕著に表れたのが2020年に開催された第54回スーパーボウルのハーフタイムショーで、彼女はプエルトリコ人の誇りをスリリングでリズムの効いた華やかなパフォーマンスで祝福した。さまざまな肩書を持つアーティストである彼女は、優雅なブラスサウンドとラテン系R&B/ソウルを融合させ、ラテン特有のフリースタイルをポップとヒップホップにもたらした。また、フレンチ・モンタナやDJキャレド、Cardi Bらと絶妙なコラボレーションも果たし、常に第一線で活躍している。1969年にニューヨークシティのブロンクスで生まれたロペス(本名:Jennifer Lynn Lopez)はミュージカルの子役として活動を始め、その後テレビ番組『In Living Color』ではダンサーグループであるフライガールとして人気を集め、映画にも出演するようになった。1997年の映画『セレナ』で、早世したテハーノ音楽の女王を演じて絶賛され、それから間もなく、ロペスは1999年にダンスポップチューンのファーストシングル「If You Had My Love」をリリースした。2002年の「Jenny from the Block」ではよりファンキーなグルーヴを取り入れ、ブロンクス育ちのプライドを宣言。2007年の『Como Ama una Mujer』などのアルバムでは2つの文化のバックグラウンドとロマンチックな一面を見せた一方で、ピットブルと組んだEDM寄りの「On the Floor」(2011年)ではパーティーを盛り上げることもまだまだできると証明してみせた。彼女が数十年にわたってエネルギッシュなファンクの精神を大事にし続けてきたことは、2019年のシングル「Medicine」を聴けば明らかだ。「人は自分が知っていること、居心地がいいこと、いい気分になれることに引かれるもので、ああいうファンク、ああいう楽器の音に、私は心を動かされる」と、ロペスはApple Musicに語っている。「私の血にはあのパーカッションやブラスが息づいている。あれこそ私が聴いて育った音楽で、本当の自分だといえる。その影響がなくなることはこれからもないと思う」
- 出身地
- Bronx, NY, United States
- 生年月日
- 1969年7月24日
- ジャンル
- ポップ