100 Best Albums

- 1986年6月16日
- 10曲
- The Queen Is Dead · 1986年
- The Smiths · 1983年
- The Sound of The Smiths · 1984年
- Hatful of Hollow · 1985年
- Hatful of Hollow · 1984年
- The Queen Is Dead · 1986年
- Louder Than Bombs · 1984年
- Meat Is Murder · 1985年
- The Queen Is Dead · 1986年
- The Queen Is Dead · 1985年
必聴アルバム
- モリッシーは以前から、自身がポップミュージック界のオスカー・ワイルドたることを切望していたが、ザ・スミスの3作目である本作で、彼は初めてその称号を手に入れたように感じる。モリッシーの果てしない絶望と、ジョニー・マーの鳴り響くギターの間で起こる特異な化学反応は、“悲しみを歌った曲は、聴いていて楽しい”という、しばしば模倣されるが決して似せることはできない、インディーロックの唯一無二のフォーミュラにつながっている。 『The Queen Is Dead』はザ・スミスの最もドラマチックな、いや、恐らく最もメロドラマチックなアルバムであり、「Frankly, Mr. Shankly」で歌うスターダムから、「Never Had No One Ever」の独身主義、そして「Bigmouth Strikes Again」「The Boy with the Thorn In His Side」におけるおなじみの自己憐憫まで、モリッシーのあらゆる悩みを取り上げている。彼は「Bigmouth Strikes Again」で「I know how Joan of Arc felt(ジャンヌ・ダルクの気持ちが分かる)」とすら歌うのだ。 このセルフパロディ的なアプローチは、「If a double-decker bus crashes into us/To die by your side is such a heavenly way to die(もしも2階建てバスが僕らに突っ込んできて、君のそばで死ねるとしたら天にも昇るような死に方だ)」と優しく歌う、信じられないほどロマンチックな「There Is a Light That Never Goes Out」のスリリングなうずきにおいて、最も効果を発揮している。これほど率直な告白と会話を重ね、誠実かつ生意気であろうとしたバンドは他にいなかった。
- 「食肉は殺人」、そんなセンセーショナルなタイトルを冠したこのセカンドアルバムは、ザ・スミスのポリティカルなメッセージ性が最も際立ったハードな作品である。モリッシーとジョニー・マーによる初のセルフプロデュース作で、後に数多くのUKロックの名盤のプロデュースを手掛けることになる名匠Stephen Streetがエンジニアとして初参加している。モリッシー自身が経験した、教師からの虐待を告白する「The Headmaster Ritual」や、生々しい牛の鳴き声をインサートして肉食の罪を暴く「Meat Is Murder」など、曲の重苦しいテーマに合わせ、マーのギターのアグレッシブで張り詰めたテンションをさらに追い込んでいくドラミングが際立つナンバーが多い。本作ではベースのAndy Rourke、ドラマーのMike Joyceのリズム隊の成長も目覚ましく、ファンク調のベースや、即興性の高いグルーヴが新たに生まれている。バンド初の全英1位を獲得。このアルバムはApple Digital Masterに対応しています。アーティストやレコーディングエンジニアの思いを忠実に再現した、臨場感あふれる繊細なサウンドをお楽しみください。
アルバム
- 2014年
- 2014年
- 2014年
- 2014年
アーティストプレイリスト
- 耳に残るギターとモリッシーのシビアな世界観が生んだ80年代UKロックの核心。
ライブアルバム
- 1988年
ベストアルバム、その他
ザ・スミスについて
- 出身地
- Manchester, England
- 結成
- 1982年
- ジャンル
- オルタナティブ