コース: 従業員のスキルアップとリスキリング

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汎用スキルとは

汎用スキルとは

スキルの汎用性とは、 どこの家にもある砂糖や粉、 塩といった基本の食材のように、 使い道が広いことです。 それなしでは何もできないほど、 何にでも使われるというイメージです。 どんな料理を作るにも欠かせない、 こうした食材のように、 汎用性のあるスキルは、 さまざまな部署でさまざまな職種の人たちが 毎日の仕事に使う、 会社にとって重要なスキルです。 例えば、タイムマネジメントのスキルは、 マーケティングや IT、 プロダクトマネジメントなど、 どんな仕事にも必要です。 ほかにも、コミュニケーション、 クリティカルシンキング、問題解決などが、 汎用スキルの代表例です。 これほど重要なスキルは、 会社のスキルアップ戦略に どう組み込むのがいいでしょうか。 多くの企業が、必須スキルを並べた カリキュラムや育成課程を組み、 全員に習得を義務づける アプローチを取っています。 これは一見いい方法に思えますが、 非常に時間がかかる上に、 見落とされがちな問題もいろいろあります。 例えば、それぞれの個人が前から 持っている汎用スキルは 考慮に入れないので、 すでにできることを学んだり 練習したりする活動に、 従業員の時間が膨大に 空費される可能性があります。 従業員の側でも、役にたたない学習に 費やさなければならない時間が続けば、 働くことへの意欲や満足感が 削がれてしまうでしょう。 スキルインベントリーを作り、 個々に伸ばす必要がある汎用スキルを 割り出す方が合理的です。 そもそも、経歴を見込んで 採用した従業員なら、 実効性がある学習に時間を 使ってもらうようにすることが 得策でしょう。 汎用スキルは、インターナルモビリティを 高める最大の鍵です。 インターナルモビリティとは、 従業員が社内のさまざまな役職に 異動できる融通性のことです。 多くの企業は、 特殊なスキルばかりに注目し、 汎用スキルの重要性を見落としがちです。 もちろん、仕事によっては高度な専門技術が 必要なこともありますが、 そのようなスキルは育成することも 可能です。 優秀な経営者なら、求めている要件を 全部満たす完璧な人材を探しても うまくいくとは限らないことを 心得ています。 スキルが激変する時代に、 必要な条件が全部揃った人材が現れることは まず望み薄だからです。…

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