コース: タイムマネジメントの基礎
収集作業の準備をする
いよいよ作業に取りかかります。 最初のステップは収集です。 現在の集積ポイントの数を 一気に減らします。 まず未処理のものを すべて箱に集めます。 処理済みと言えるのは 「何を」「いつ」行い、 「どこに」置くのかが明確なものです。 「何を」「いつ」「どこに」の3つのうち 1つでも分からないものは 未処理のものとして収集します。 すべてを集めたら1箱には収まらないほど たくさんあるかもしれません。 大きな箱を用意するように お願いしたのはこのためです。 結果的に箱の数が増えたとしても 1つの大きな箱にものを集めると 考えてください。 実際にオフィス内をまわって 収集していく前に何を集め 何を集めないかを明確にする 必要があります。 あるべき場所に置いてあるものは 収集しません。 物には収まるべき場所 つまりホームがあり 訪問者は立ち入り禁止です。 適切な場所に収まっているものは 処理済みですから収集の対象外です。 しかし1つのホームにいろいろなものが 混ざっている場合、たとえばパソコンに 付箋が付いている場合は それをはがして箱に入れます。 そして特別な箱を1つ 用意してください。 収集作業は最初の1回しか行いませんが このトレーニングでは重要な作業です。 この特別な箱を 「今週の箱」と呼びます。 収集の実行中にそれぞれのものについて 来週中に使用または処理する 必要があるかを確認します。 必要な場合はほかの箱ではなく この今週の箱に入れます。 この箱に入っているものから 実際の処理を始めることになります。 こうして区別する仕組みにすると 優先度の低いものに煩わされることなく 時間を管理していくことができます。 ほかの物はすべて別の箱に入れます。 文字どおりすべてです。 捨てたり並べ替えたり 整理したりはしません。 未処理のものを箱に入れるだけです。 この基本的なルールを踏まえて 先に進みましょう。