コース: GitHub Copilotを実践で使う

GitHub Copilotの概要を知る

GitHub Copilot を利用することによって プログラマーは AI による コード補完のサポートを 受けることができます。 GitHub Copilot では、 OpenAI を利用した コーディングの支援を 受けることができます。 コード補完またはオートコンプリートと 呼ばれます。 AI のベースは ChatGPT を 使用しています。 現在のバージョンは ChatGPT の3を利用していますが、 新しくテクニカルプレビューとして 発表されてバージョンでは、 バージョン4を利用しています。 まもなく GitHub Copilot でも 正式に ChatGPT の バージョン4に対応することが 考えられます。 GitHub Copilot では、 さまざまなエディターに 対応しており、 そのエディターで GitHub Copilot の コーディング支援を 受けることができます。 プログラミング言語もさまざまな 言語に対応しています。 C# や Python、C 言語などでも そのサポートを受けることができます。 ただし、サポートの精度に関しては、 それぞれの言語が使われている 頻度に影響を受けます。 より使われている言語ほど より精度の高いサポートが得られる という形になっています。 これは GitHub Copilot の 学習元となるデータの量が よく使われる言語ほど 多いデータを利用できるということが 関係しています。 GitHub Copilot には 大きく2つのライセンス バージョンがあります。 個人用の for Individuals と 企業用の for Business の2つです。 2つの大きな違いは ビジネス用の for Business は 企業利用で問題とされる 情報の流出などに 対策がされている点です。 GitHub Copilot を利用可能な エディタとしては Visual Studio Code、 Visual Studio、 JetBrains、 Vim やその発展型の NeoVim などが あります。 GitHub Copilot が どのようにコーディングのサポートを 行うか確認してみましょう。 画面は Visual Studio Code を 開いた状態です。 read file.pi という 拡張子が Python のコードを表す .pi と付けられたファイルを 開いています。 ここで、ファイル上で コメントを入力します。 「2つの値の合計を返す メソッド」としましょう。 メソッドは def から始めます。 このようにコードの候補が 表示されます。 これが GitHub Copilot が 提案してくれている 候補です。 これでいい場合は tab キーを押して このように決定することで コードが補完されます。 このように GitHub Copilot を 利用すると プログラマーはあたかも コパイロット、副操縦士の サポートを受ける操縦士のように 隣からサポートを受けながら コーディングを進めるというような 作業を行うことができます。 AIR プログラミングを行なっている状態に 近いでしょう。 ただし、GitHub Copilot が 必ず正しい情報を提案してくれるという わけではないので、 プログラマーは提案されているコードが 正しいかどうかを しっかりと見極めて利用する 必要があります。

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