コース: Inventor 基本講座

スタイルライブラリを変更する - Inventorのチュートリアル

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スタイルライブラリを変更する

図面作成において、 線種や線幅、文字や寸法など さまざまな設定項目が存在します。 Inventor では、 これらをスタイルとして管理します。 では、確認します。 今回は「Chapter_11」フォルダの 「05-Defalut_Style」を 使用します。 このファイル内の要素は、 すべて規定の設定で作成されています。 文字の高さは、4.5 ミリ、 外形線の線幅は、 0.5 ミリで作成されています。 では、確認します。 「管理」タブをクリックし、 「スタイルおよび規格」エディタを クリックします。 ここで、さまざまな設定を 行うことができます。 では、まず文字から確認します。 文字は、規定で、 この2つのスタイルが用意されています。 ラベルテキストは、断面図や詳細図の 説明を表記する際に使用されます。 ノートテキストは、 一般注記や寸法などに 使用されるようになっています。 今回は、このノートテキストを 変更してみます。 現在、フォントに Tahoma が選択されています。 やはり、日本語に対応したフォントを 選択し直します。 今回は、 「MS ゴシック」を選択し直します。 そして、文字の高さを 2.5 ミリに変更します。 では、「保存」ボタンをクリックします。 次に、線幅を確認します。 Inventor では、 線幅を画層を利用して管理します。 展開すると、 このように、 規定の画層が一覧で表示されます。 外形線はこの 「Visible」という 画層が使用されています。 現在の線幅を確認すると、 0.5 ミリが適用されています。 クリックすると、 このように、変更することが可能です。 では、今回は、0.35 を選択します。 次は、隠れ線の 「Hidden」を変更します。 細線の 0.18 を適用します。 次は、中心線のセンターラインも、 0.18 にします。 最後は、寸法のディメンションを 0.18 にします。 ここで、「保存して閉じる」を クリックすると、 このように、 適用されたことがわかります。 文字の高さが 2.5 ミリになっています。 ただし、線幅情報が 失われたようにも見えます。 ここで、もうひとつ設定を確認します。 「ツール」タブをクリックし、 アプリケーションオプションを 選択します。 「図面」タブをクリックし、 線幅表示の 「設定」ボタンをクリックします。 規定では、範囲による線幅表示が 選択されていますが、 今回は、線幅を実寸表示に変更します。 「OK」ボタンをクリックし、 「適用」ボタンをクリック。 そして、「閉じる」をクリックします。 すると、このように、 線幅もしっかり 適用されていることがわかります。 規定のまま使用しても問題はありませんが、 このように、 設定を変更することもできるということは、 しっかりと押さえておきましょう。

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