コース: 質問力を高める
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質問力の前提となる知識を得る
質問力を高める 具体的な方法について、 考えていきましょう。 質問は、いくつかの種類に 分けることができます。 ここでは、質問の前提となる 知識について、紹介します。 オープン・クエスチョンと クローズド・クエスチョンという言葉を 聞いたことがあるのではないでしょうか。 オープン・クエスチョンは、 質問に対する答えに制限がなく、 さまざまな回答が考えられます。 例えば、「今日は何を食べたいですか?」や 「仕事の調子はどうですか?」 といったような質問です。 クローズド・クエスチョンは、 質問に対する選択肢が決まっていて、 回答の幅が制限されている場合です。 例えば、「主食はパンとライスの どちらにしますか?」と選ぶものや、 「仕事は計画どおりに進んでいますか?」 といったように、 回答がイエス/ノーで答えられる質問です。 5H1Hとは、 「Who 誰が」「When いつ」 「Where どこで」「What なにを」 「Why なぜ」「How どのように」を 示す言葉です。 この5H1Hを意識しながら 質問することで、 ビジネスにおける情報の確認ポイントを 漏れなく押さえることができます。 またアイデアを広げたり、 具体化する質問もあります。 「他にはどうですか?」 「もう少し詳しく教えてもらえませんか?」 このような質問は、 いくつかのアイデアが出ている際に、 さらにアイデアを発散させたり、 抽象的なものを具体的なものにするための 方法として有効です。 ビジネスの情報のやりとりについては、 5W1Hが有効ですが、 個人の気持ちや感情といったことは、 5W1Hでは、 カバーしきれないものもあります。 それは、気持ちや感情は、 必ずしもいつもクリアな言葉として 表現できるものだけではないからです。 そういうときには、 「どんなことを感じていますか?」 「感覚的にはどうですか?」と あえて抽象的な質問を投げかけることで、 少しずつ、本人が自分の言葉で 言語化していくことを サポートします。 その他にも、過去や未来といった 時間軸に焦点を当てるものや、 ポジティブな発想に焦点を合わせたり、 ネガティブな状況を ポジティブに変換する、 リフレーミングのための 質問などもあります。